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【3】摂食障害(拒食症・過食症)が治るとはどういうことか?
第3レベル:食行動異常をなくす




一方、「常識的な食事を摂取し、嘔吐などの食行動異常をなくす」
というレベルをゴールにするならば、
「正常な体重を回復する」ということも自ずと達成されます。

ここまで達成されれば、かなりのゴールといえるでしょう。

ただこのときに、ひとつの落とし穴があります。
それはどのような環境でこのレベルが達成されているかということです。

例えば、入院治療という治療者らの視線があり、
枠組みがあり、守られているということを意識できる環境であれば、
きちんとした食事を摂取できても、
家に帰って本人の自由に任されてしまうと、
病気の自分」(*注1)に脅かされた不安が甦り、
食行動の異常が再び出てくるということはよくあります。

これはまだ心の傾向性の修正が不十分だからなのです。
本当の自分」(*注2)に基づく主体性が十分に出てきていないために、
入院治療中は種火にようになって鎮火していた病気の自分が、
環境の変化によって引き出されるからなのです。

よって、この心の傾向性のレベルまで見極めなければ、
本当の改善はありえないと言ってよいのではないかと思います。

***********************

*注1 by ちーひめ: 

ここで言う「病気の自分」とは、
病気を引き起こす、病的な心の傾向性という意味くらいに
今のところは、捉えておいて下さいね。

摂食障害(拒食症・過食症)における「病気の自分」は、
食事、体重、体型、ダイエット、痩せること等に関して
病的思考に囚われていて
周囲の人々との情緒的な絆を断ってしまい、
自分の身体を痛めつけるような行動をし続けさせるような
そんな心の傾向性が顕現した自分のことです。

この辺の所は、
又いつか、直接、詳しく説明していただくので
待っていてくださいね。
  
*注2 by ちーひめ

ここでいう「本当の自分」とは、
主体的に行動し、自然治癒力を発揮し、本当に幸福になれるような
そんな心の傾向性を顕現させた自分のことです。

人はみな、心の奥に輝くようなダイヤモンドの心を持っている。
表面的には、たとえ、どんなに駄目な自分に見えても、
叫び出したいくらい情けなく恥ずかしい自分に思えても、
自分本来の姿は、ダイヤモンドのように美しく健康な心です。

私の友人の精神科医は、それを心から信じています。

だから、患者さんに、本来の姿に戻ってもらう、というのが
彼の治療のゴールとも言えるでしょう。

このへんもまた、ご本人に、
いつかお話していただきますので、待っていてくださいね。


摂食障害(拒食症・過食症)が治るとはどういうことか?【4】に行く

摂食障害(拒食症・過食症)が治るとはどういうことか?【1】から読んでみる。
 

この記事へのコメント
20歳の頃から約10年、拒食症と付き合ってる者です。最近一日3食はまだ食べられないものの、体重も戻り生理も問題なく来るようになりました。
家族との仲も良く、恋人と呼べる存在も出来ましたが「完治」の基準について分からな、く調べていくうちにこのサイトにたどり着きました。
今でも情緒不安定になる時もあって、また元の自分に戻ってしまいそうな不安にかられます。病気がもっとひどかった頃は精神安定剤を服用していましたが今はしていません。
これからの未来に目を向けて生きていきたいと思うほど、今の自分がこの病気をどれだけ克服できているかを知りたくなります。ただ体重については、未だに計ることも出来ません。太るのが怖いのは事実です。
いつかこの病気を治して不安のない人生を送っていきたい。そう切に願います。。。
Posted by のりこ at 2006年10月13日 18:52
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