拒食症の原因【9】拒食症に陥りやすい性格の傾向性・良い子気質
さて、結局のところ、拒食症になった原因は何なのでしょう?
現時点の学会の見解では、
いろいろなものが絡み合っているという考え方で、
明確な見解はないようです。
ただこれまで患者さんの治療に携わってきたその目から見ると、
こんなふうに思います。
拒食症になるいわゆる典型的なパターンの方ですね。
これは、もともと拒食症に陥りやすい性格の傾向性を持っている
のではないかと思われます。
例えば、幼い頃から親などの周りの人の目を気にして、
気を配るような子ですね。周りの人の気持ちに合わせようとして、
自分の気持ちを抑えて、あまり自己主張をしない。
一見、自己主張してわがままを言っているように見えても、
自由奔放というわけではなく、
相手を心配させたりするようなことは言わない。
あるいは、親の期待に応えて喜んでもらおうと、
勉強やピアノ、絵画などの芸術で頑張っている子。
拒食症になる子には、
学校の成績が一番だったというような子も多いですね。
このように、親や学校の先生から見ると、とても“いい子”が、
意外にも拒食症に陥りやすかったりするんですね。
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