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摂食障害(拒食症・過食症)治療における患者さんの3つの心(7)「本当の自分」の目覚め・摂食障害からの回復



こうして、「偽りの自分」の心の問題が解消され、
そこからくるストレスに脅かされなくなると、その奥に抑え込まれていた
「本当の自分」の思いが目覚めてきます。

患者さんにとっては、病気になる前に最もしんどく感じていた問題を、
治療者に気付いてもらえると、納得できる安心感を得ることが出来ます。
そして、その問題と向き合うように導かれ、その問題が解消されてくると、
その表情は輝いてきます。

「こんなことをしたいなあ」「こんな自分になりたいなあ」
といった思いが出てきて、「そのためには早く病気を治したい」
という積極的な思いが表れてきます。

このように心の内から湧き上がる主体的な思いが出てきて、
行動に移せるようになると、摂食障害(拒食症・過食症)は
自ずと治ってきます。

ただ、ときに本人も気付かないようなところで、
「病気の自分」が病的な行動をとらせようとすることがあります。
ですから、このレベルになってくると、
基本的には本人の主体的な行動を「それでいいよ」と支持しながら、
その一方で、「病気の自分」の行動を注意深く見守り、
もし、そうした病的な行動が見えてきたら指摘してあげることです。
そうすれば、万に一つのずれもなく、摂食障害は回復してきます。

このような過程を経て回復した場合、
ストレスの原因であり、摂食障害発症の温床であった「偽りの自分」の
心の問題に対しても自覚し、解消する方法を身につけているので、
再発の可能性も極めて低くなります。

ここに摂食障害(拒食症・過食症)の真の回復を見ることができるのです。

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