摂食障害(拒食症・過食症)治療における医療者の絶望と希望(7)摂食障害治療の希望ー病気はよりよい人生が始まるきっかけ
結局、ある見方をすれば、
これらの条件が揃うかどうかに
摂食障害の治療の成否は
かかっているとも言えます。
これらの条件が揃い、
その人格に成長をもたらすだけの時間を与えられるならば、
その治療が成功する可能性は極めて高くなります。
摂食障害(拒食症・過食症)はときには、
なかなか治らない絶望的な病気と見えることもあるでしょう。
しかし、それは治療のための条件が整う限り、
十二分に治る可能性があります。
そればかりか、そのままの人生を歩んでいれば
何ら自己変革をする機会もなく、しんどい生き方をしていたところが、
拒食症や過食症になり、正しい治療を行っていく中で大きく成長し、
その後の人生をいきいきと生きられるようになる可能性を秘めています。
ここに摂食障害治療の希望があります。
これから取り組むべきは、
こうした摂食障害への理解と啓蒙活動であり、
それによって、この病気が希望へとつながっていくものになることを
心から願っています。
また、私自身も更なる創意工夫を積み重ねながら、
その一翼を担う仕事をさせていただければと思っています。
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