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摂食障害(拒食症・過食症)治療における医療者の絶望と希望(6)入院環境・周囲の人間関係



入院環境で言えば、そこで暮らす空間がどのような環境か
というのも大きなことです。

周囲の影響を受けやすい人たちが多いですから、
その病院が広く、清潔で、
周囲に緑でもあるような環境であれば、
非常に落ち着きます。

また、総合病院の一般病棟のように
隣の患者さんがいつ急変するかわからないようなところや、
一部の精神病院のようにしばしば患者さんが大声を上げたり、
暴れたりするようなところでは、
なかなか安心感が得られないでしょう。

その他には、患者さんの周囲の人間関係があります。

当然のことながら、家族であったり、主治医であったり、
看護師であったり、こうした人たちが
摂食障害(拒食症・過食症)の方の心とその性質を理解し、
よく話を聞きながら一貫した関わりをするならば、
本人は安心感を抱くようになり、
病気でい続けようとしても、それはなかなかできるものではなく、
自ら徐々に病気を治そうと行動し始めます。

このように治療がうまくいかないときには、
その理由を患者さんだけに求めるのではなく、
その環境や周囲の人たちにも求めてみることです。
すると、治療への道が見えてくるはずです。

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この記事へのコメント
良いアドバイスをありがとうございます。ただ、抽象的なので、自分の娘の場合を見ていると、どう理解すればいいのか分かりません。例えば、「治療がうまくいかないときには、その理由を患者さんだけに求めるのではなく、その環境や周囲の人たちにも求めてみることです。」ということは、治療法を変えるということですか?病院にいるとかならず厳しい規則があり、医師もその行動治療というメトードに自信を持って従っています。確かに経験と研究を積んだ優秀な医師でしょう。でも現実には、拒食症の娘は、安心感をもって治療しているとはあまり思えません。診断中の会話を聞いていないのでわかりませんが。2週間くらいの入院では変化を求めるのは無理でしょうか。
寂しさと不自由さの連続でストレスがたまり、体重が増えることよりも絶望感を感じることがしばしばあるというのも、彼女の「病気」のせいなのでしょうか?
Posted by at 2012年08月08日 08:24
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