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摂食障害(拒食症・過食症)治療における医療者の絶望と希望(6)入院環境・周囲の人間関係



入院環境で言えば、そこで暮らす空間がどのような環境か
というのも大きなことです。

周囲の影響を受けやすい人たちが多いですから、
その病院が広く、清潔で、
周囲に緑でもあるような環境であれば、
非常に落ち着きます。

また、総合病院の一般病棟のように
隣の患者さんがいつ急変するかわからないようなところや、
一部の精神病院のようにしばしば患者さんが大声を上げたり、
暴れたりするようなところでは、
なかなか安心感が得られないでしょう。

その他には、患者さんの周囲の人間関係があります。

当然のことながら、家族であったり、主治医であったり、
看護師であったり、こうした人たちが
摂食障害(拒食症・過食症)の方の心とその性質を理解し、
よく話を聞きながら一貫した関わりをするならば、
本人は安心感を抱くようになり、
病気でい続けようとしても、それはなかなかできるものではなく、
自ら徐々に病気を治そうと行動し始めます。

このように治療がうまくいかないときには、
その理由を患者さんだけに求めるのではなく、
その環境や周囲の人たちにも求めてみることです。
すると、治療への道が見えてくるはずです。

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