摂食障害(拒食症・過食症)治療における医療者の絶望と希望(4)正しい治療へのアプローチ、それを実践しぬく治療者
摂食障害治療成功のための1つ目の条件である、
正しい治療へのアプローチ、
それは別の項でも述べているように、
病気の症状をなくすことだけに囚われるのではなく、
摂食障害(拒食症・過食症)の心性をなくし、
本当の自分に基づく主体的な生き方を引き出すところまで
視野に入れたアプローチです。
それを実践し抜く情熱と勇気を持った治療者が
成功の2つめの条件ですが、
それというのも、摂食障害の治療とは、ある意味、戦いなのです。
その患者さんの「本当の自分」の心を救うために、
患者さんの中にある「病気の自分」がどのような言い訳をしようと、
どのような嘘をつこうと、それを見破り、論理的に封じ込め、
「病気の自分」がとろうとするあらゆる病的な行動を、
断固とした行動制限枠で完全に封じ込めなければなりません。
ときには「病気の自分」が泣きながら助けを求めてきても、
治療者はその心の中で涙しながら、
勇気を持って断ち切っていくのです。
さらに、病気の表面的な症状を
一時的に落ち着かせるだけではなく、
その人の人生の幸福まで視野に入れて
根本的に治そうとする情熱がなければ、
「偽りの自分」の心を見抜き、
その心の修正にまで関わることは出来ません。
ちーひめ注:
「本物の自分」「偽物の自分」「病気の自分」については、
摂食障害治療における患者さんの3つの心を読んでくださいね。
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