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摂食障害(拒食症・過食症)治療における「湖面の波紋の論理」(2)拒食症における食事全量摂取の原則



摂食障害(拒食症・過食症)の治療にこの論理があることを知ったならば、
食事においては全量摂取が絶対です。

もしそれができないときには、
「少なくとも9割は食べるようにしましょう」とか、
「5割は食べるようにしましょう」などといった
曖昧な提示をしてはなりません。

病気の自分というものはその曖昧さの中に、
ごくごく小さな石をそっと投げ込み、
微妙に作用し始め、その力を広げていくのです。

もし全量摂取できなかったときには、
きちんとカロリー全体を下げて全量摂取とするか、
食事を止めてしまって全て栄養剤に切り替えるとか、
鼻腔栄養に切り替えるとかして、
とにかく必要カロリーを完全に摂取させることです。

完全な実行のみがこの病気を断ち切る手段です。

これは表面的な体重の回復を目指すだけの治療ではなく、
摂食障害の心性の一つである病気の自分に打ち勝ち、
病気の自分の力を弱めていく根治的な心の治療なのです。


ちーひめ注:

病気の自分について知りたい方は、
摂食障害(拒食症・過食症)治療における患者さんの3つの心を読んでみてくださいね。

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