摂食障害(拒食症・過食症)治療における体重測定方法【6】500g以上の体重の増加のみ有意な回復とみなす
このように、週に500g以上の体重の増加のみを有意な回復と認めるので、
治療ではこれをノルマとします。
このノルマをクリアーできていれば、
体の回復に必要なカロリーを摂取できているとして良しとし、
そのノルマをクリアーできていないときには、
例え食事を摂っていても、
体の回復に必要なカロリーには足りていないと判断し、
食事量を増やすなどの対応をとります。
ただ、なかには、一日の食事のカロリーを2200kcalまで増やしても、
体重が増加しない患者さんがいます。
この場合、私のこれまでの経験からは、次のようなことが考えられます。
まず考えられるのは、食事を捨てたり、
激しい運動をしたりするなどの問題行動を密かに行っている可能性です。
そのやり方は非常に巧妙なことも多く、なかなかわかりませんが、
こうした可能性があることを念頭においておく必要があります。
それ以外には、稀ではありますが、心の葛藤を抱え、
精神エネルギーの消耗が激しいためということもあるようです。
このように体重測定の評価方法については、
週に500g以上の体重の増減で判断するということがひとつのポイントです。
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