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拒食症・過食症・摂食障害の完治の基準について



質問 by のりこさん:

20歳の頃から約10年、拒食症と付き合ってる者です。
最近一日3食はまだ食べられないものの、
体重も戻り生理も問題なく来るようになりました。

家族との仲も良く、恋人と呼べる存在も出来ましたが
「完治」の基準について分からなく、
調べていくうちにこのサイトにたどり着きました。

今でも情緒不安定になる時もあって、
また元の自分に戻ってしまいそうな不安にかられます。
病気がもっとひどかった頃は精神安定剤を服用していましたが
今はしていません。

これからの未来に目を向けて生きていきたいと思うほど、
今の自分がこの病気をどれだけ克服できているかを
知りたくなります。

ただ体重については、未だに計ることも出来ません。
太るのが怖いのは事実です。

いつかこの病気を治して不安のない人生を送っていきたい。
そう切に願います。。。

泉先生のお答え:

完治したか否か、
これは二つの視点から答えることが出来ると思います。

ひとつには、何をもって完治といえるか。
分かりやすくお話しするなら、食べること、体重、
あるいは体型などに対して
全く拘らない行動が取れるということです。

あなたの場合、身体的には問題ないようですが、
1日3食を食べられないというところが、大事なポイントです。

その食べられない理由とは何でしょうか。
食べようと思ったら食べられるということであり、
実際に1日3食を食べるという行動を取れるなら、
ほぼ完治してきていると言っていいと思います。

しかし、体重が増えるのが怖いという理由で、
3食を食べられないなら、そこが摂食障害の心性の部分です。
よって、今の食事のままでも、
身体的には問題ないかもしれませんが、その心を治すために、
3食を食べるということにトライしなくてはならないのです。

他に同じような例をあげるなら、どうしても毎日、
体重計を測らなくては落ち着かないということがあります。

「毎日、体重を測らないと落ち着かないというのは、
摂食障害の病気の心の可能性があるから、止めなさい」
と言われて、止められるなら、むしろ病気は治っていて
大丈夫です。

しかし、そのように言われたときに、
どうしても止められないということであれば、
それが摂食障害の心性であり、病気の部分です。

だから、家族の誰かに体重計を隠すか、
捨ててもらうかなどして、
体重測定をしないということを試みて、
それで平気でいられるようになることを
目指す必要があるのです。

摂食障害の心性を治すのは、
常に具体的な行動によってです。
抽象的な心の問題は、
漠然と話を聞いてもらったりしているだけでは治りません。

上記の例にあるように、
健康であれば問題のないことであっても、心の問題があれば、
心に抵抗を感じているその問題を抵抗感がなくなるまで、
意識的に取り組む必要があるのです。

完治のもうひとつのポイントは、
パーソナリティの成熟にあります。
パーソナリティ的に弱いところがあって、
ストレスを対処しきれないところを持っている場合、
ストレスに対処できない状態に陥ると、
再び病気が再燃することがあります。

ただ、あなた自身に「もう絶対に摂食障害にはならない!」
という強い意志があると、そうした状況に陥りそうになっても、
踏みとどまることが出来ます。

つまり、あなた自身が目先の出来事でなく、
人生そのものを見つめ、
「絶対に幸せになる。そのためには、二度と摂食障害にはならない」
と思えるかどうかが、大事なポイントなのです。

また、わからないことがあれば、お尋ね下さい。

posted by ちーひめ at 13:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 質疑応答
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