質問 by 摂食障害の娘の母さま:
助けて欲しいです。
娘が摂食障害になって数年たちます。
今は下剤乱用の過食の症状で
病院にも不信感をもち治療も受けていません。
日々暗く不平不満の毎日です。
あの子の助けになりたく動いてきましたが…
もうどうして良いのか…助けて下さい。
泉先生のお答え:
本当にどうしようもないお気持ちはお察し致します。
摂食障害の子どもを目の前にし、
それらに関する十分な知識がなく、
方向性が見えないとき、途方に暮れる思いかと思います。
摂食障害とその治療に関する正しい知識、
治療のための環境設定、そして、
関わる人たちのその子どものダイヤモンドの心を
信じる思いがあれば、道は見えてくるのですが、
これらのいずれの条件も整わず、
ままならないことも多いかと思います。
この場合、何よりもお母さんの気持ちが萎え、
暗い状態にあっては何も出来ません。
関わる人の持つ人の心に余裕があり、
光があってこそ、助けられる可能性が出てくるのです。
いつも過食し、
下剤乱用する娘さんを目の前にして
心に余裕を持てというのは、
娘さんへの思いが深い親であるほどに酷なことですが、
少なくとも私だけでも「明るくいよう」
「明るく振舞おう」とすることです。
全てはそこから始まると思います。
もし、それが出来れば、
まずはパンフレットをよく読んで、
治療への道筋を理解して下さい。
何度か読んでいただいて、お母さん自身、
何故そのような状態になっているかということと
治療の方法について、頭で理解するだけでなく、
心の腑に落として下さい。
この二つが出来れば、
次に娘さんと話し合うことが必要になってきます。
まずこの二つをしばらくやってみることが大事で、
娘さんと話し合うことについては焦らないで下さい。
少しくらい遅くたって、
何とかなるときには何とかなります。
どうか焦らないで下さい。
さて、今までも娘さんとは話してきたでしょうが、
お母さんが心の状態を整えて、
娘さんの病気を十分に理解して話すのであれば、
また違うと思います。
この話すときのポイントは二つあります。
ひとつは、パンフレットにもあるように、
娘さんの心の中にはとてもすばらしく
輝いているダイヤモンドの心があると信じ切ることです。
絶対にある。
そのダイヤモンドの心の力を引き出せば、
自ら立ち上がれるのであり、
どうやって引き出すかだけだ。
とにかく、
「あなたの心の中にはダイヤモンドの心があるのよ」
と信じ切ってあげることです。
もうひとつのポイントは、
常に娘さんに幸せな人生を生きてほしいという
視点から話すことです。
極端に言えば、病気であっても幸せならいい。
しかし、病気であって幸せでいることは出来ない。
いつも食べることに拘り、体重や体型に拘り、
人間関係は徐々に破綻し、日常生活も破綻し、
自分でもままならないとても苦しい状態です。
お母さんが苦しいから治ってほしいではなく、
お母さんがどうであろうと、
娘さんが苦しんでおられ、
そこから脱して幸せになってほしいから、
絶対に治療に取り組んでほしいんだと話しかけることです。
その後、いろいろなポイントはありますが、
まずはこうしたところから試みられるとどうかなと思います。
正しい方法でアプローチすれば光はあります。
まずはお母さん自身が明るくすることを心がけ、
少しでもその心に光を持って下さい。
きっときっと出来るんじゃないかなと思います。
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